漫画「鬼滅の刃」の大人気キャラ我妻善逸(あがつまぜんいつ)を語る上で、善逸の師匠「白髭のじいちゃん」の情報は欠かせません。
善逸の回想シーンで度々登場するこのじいちゃんは、何という名前なのでしょうか?
いつも善逸を奮い立たせている「お前は儂(わし)の誇り」の名言には、どんな意味があるのでしょうか?
じいちゃんは最期、切腹で死んだというのは本当なのでしょうか…( ゚Д゚)
今回は、漫画「鬼滅の刃」善逸じいちゃんの名前は?切腹で死んだし名言誇りの意味は?と題して、詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
漫画「鬼滅の刃」善逸のじいちゃんの名前は?
善逸に理解あるじいちゃん 好き pic.twitter.com/vq00V6Aptz
— 藍上☀⚡6号館B ム42a (@Aigami626) July 25, 2017
善逸が「じいちゃん」と呼んでいる白髭のおじいさんは、鬼殺隊の中でも将来の剣士を育てる「育手(そだて)」の一人です。
その本名は漫画本編では伏せられていましたが、小説版で正式に明らかになりました!
善逸のじいちゃんの名前は、桑島慈悟郎(くわじまじごろう)です。
なかなか渋い名前ですね( *´艸`)
鬼滅の刃に登場する育手の名前は、鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)、煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)など、どれもユニークかつ威厳がある名前で、彼らの流派・呼吸法を連想させる漢字が使われています。
例えば元水柱の鱗滝左近次は水の呼吸の使い手ですが、名前には「滝」が使われています。
元炎柱の煉獄槇寿郎の流派は炎の呼吸で、「煉獄」はカトリック教で「火で浄化される清めの場」を意味します。
どちらも流派と密接に関係する名前が付けられていることがお分かりいただけるかと思います。
一方、善逸のじいちゃん「桑島慈悟郎(くわじまじごろう)」に関してはこの法則は当てはまらないようです。
桑島慈悟郎は「元鳴柱」。
善逸を剣士として育てた師匠なので、当然善逸と同じ「雷の呼吸」の使い手です。
しかし、「桑島慈悟郎」の名前の中には雷を直接連想させるような漢字は入っていないようです。
その代わり、「慈」(慈しむ=可愛がり大切にする)や「悟」(悟る=表面に表れていない本質を見抜く)という字があてられています。
厳しいけれど誰よりも愛情深く善逸を育て、善逸を見捨てなかったじいちゃんの内面にぴったりな名前ですよね!
漫画「鬼滅の刃」善逸のじいちゃんは切腹で死んだ?
昨夜の大正こそこそ話といえば………………じいちゃんと善逸のこんな話を描いたことがありましてね……うふふ…… pic.twitter.com/3H1NNpsMhX
— 藍上☀⚡6号館B ム42a (@Aigami626) April 28, 2019
泣き虫でヘタレな善逸を見捨てず、時には厳しく、時には優しく善逸を指導してきた元鳴柱のじいちゃん(桑島慈悟郎)ですが、実は既に亡くなっているようです。
そして、その最期はかなり壮絶だったとか。。
善逸のじいちゃんは…なんと「介錯なしで切腹」で亡くなったのです( ゚Д゚)
切腹とは、皆さんご存知の通り「自分の腹部に刀を突き刺して十字に切り裂く」ことです。
戦国武将がよく行っていた日本独自の風習として知られており、海外でも「ハラキリ」と呼ばれるほど有名になっています。
自分のお腹を刀で突き刺してからグッと切り裂く…想像しただけで恐ろしいですよね。。
しかも、善逸のじいちゃんの最期は、ただの「切腹」ではありません。
「介錯なしの切腹」です。
介錯とは、切腹する人がお腹に刀を突き刺すタイミングで、その首を斬って楽に死ねるように手助けすることです。
人の体は案外しぶとく、お腹を切っただけでは中々死ぬことができず、その痛みに悶絶しながら暫くの間苦しむことになります。
その苦痛を和らげるため、切腹する人のそばに付き沿うのが介錯人の重要な役割なのです。
介錯人無しの切腹を選んだ善逸のじいちゃんは、とても苦しみながら死に至ったことでしょう。。(泣)
じいちゃんが切腹した理由は?
元鳴柱としても、雷の呼吸の育手としても、周囲から慕われ尊敬されていたじいちゃんですが、介錯なしの切腹という悲しい最期を遂げたのは一体なぜなのでしょうか。
その一番の理由は、責任を取るためだったとのことです。
じいちゃんには、善逸以外に「獪岳(かいがく)」という継子(つぐこ)がいました。
善逸にとっては獪岳は兄弟子のような存在で、陰ながら慕っていた様子も描かれています。
その獪岳は、鬼の討伐を目指す剣士でありながら、十二鬼月に襲われた際に命乞いをし、鬼となってしまったのです。
自分が手塩に掛けて育てた継子が鬼になってしまったという報告は、じいちゃんにとって非常に辛いものだったことでしょう。
雷の呼吸の門下から鬼を出してしまったことに対し、死んでお詫びをするというのが、じいちゃんなりの責任の取り方だったといえます。
そして、ただ切腹をするのではなく、介錯なしという最も苦しむ方法で自分に罰を与えたのです。
鬼滅の刃、善逸が怒っていた理由がついに明かされました。雷の呼吸の継ぎ手が鬼になったことで、爺ちゃんが責任を取って切腹していたなんて…
しかも介錯もなし。鱗滝さんの「腹を切ってお詫び」という言葉、鬼滅隊の覚悟がどれほど重いものなのか、今さらながらに思い知らされます。#鬼滅の刃 pic.twitter.com/BK9KQsEmhc
— 本の虫 (@hiro_akasaka) February 3, 2019
さすが元鳴柱、凡人とは覚悟が違いますね。。
善逸はじいちゃんの死をどうやって知った?
善逸がじいちゃんの死の報告を受けたのは、チュン太郎からの手紙だったと推察されます。
チュン太郎とは、善逸の鎹鴉(かすがいがらす)のことですが、実際は何故か雀(すずめ)です。
焦った様子のチュン太郎から届けられたものに対し、「え、なに?手紙…?」と不安そうな善逸。
そして、渡された手紙を読んだ後の善逸の様子から、ただならぬ雰囲気を感じましたよね。
手紙を渡された直後の善逸のセリフがすごいささりました。つら pic.twitter.com/Bqzi4LZ3BD
— つくも🍟マチルダ🍟デレマス垢🍟 (@tukumo0501karen) December 20, 2019
この手紙の中で善逸は「じいちゃんが切腹死したこと」、そして、「その理由は兄弟子の獪岳が鬼化したから」であると知ったのでしょう。
いつも情けないことばかり言っている善逸が、こんなに厳しい表情をするなんて。
絶望のどん底に突き落とされた善逸は、この後一体どんな行動を取るのでしょうか…?
じいちゃんの切腹に対する世間の反応は?
善逸のじいちゃんの壮絶なる死に対し、ファンの皆さんからは悲しみや絶望の声が多数上がっていました。
ここでは、その一部をご紹介したいと思います。
- 弟子が鬼になったら師匠は切腹しなければならないなんて…悲惨すぎる。じいちゃんのせいじゃないのに!
- えっ、じいちゃんやっぱり死んじゃってたんだ…。悲しい…。鬼の妹と旅してる炭治郎なんて論外じゃん。
- お腹って神経が集中してるから、突き刺したらかなり痛いらしいよ。じいちゃんはかなり苦しんで亡くなったんだな。
- あの時代だから仕方ないのかな、とは思うけど、マジでしんどい。獪岳はどんな気持ちなんだろう。絶対許せないんですけど。あんな切腹の仕方やばいやろ( ゚Д゚) 痛いどころの話じゃないわまじで。
じいちゃんの死に様に対する意見や、獪岳への怒りの声まで、様々な反応が見られますね!
じいちゃんの想像を絶するような死とその経緯、皆さんはどんな感想を持たれたでしょうか?
漫画「鬼滅の刃」善逸じいちゃんの名言「誇り」の意味は?
善逸の羽織の三角柄はじいちゃんと色違いでお揃いなんだね…可愛いね…
#鬼滅の刃 pic.twitter.com/UDoEw6K06K— こいち (@ichi_ko_58) October 8, 2016
善逸に雷の呼吸を教えた「じいちゃん」ですが、実は善逸とは血のつながりは全く無く、本当の家族ではありません。
それでも善逸が「じいちゃん」と親しみを込めて呼んでいたのは、強い信頼関係で結ばれていた証拠でしょう。
善逸とじいちゃんの絆を象徴するような名言を、ここではご紹介したいと思います。
「お前は儂(わし)の誇りじゃ」
これは、第146話「誇り」で登場した台詞です。
瀕死の状態で意識を失った善逸の夢の中で、善逸はじいちゃんとの再会を果たします。
彼岸花の咲く三途の川で、獪岳が鬼になったのは自分のせいだと嘆く善逸。
そんな善逸に対して、じいちゃんが放ったのがこの言葉「善逸、お前は儂(わし)の誇りじゃ」。
目に涙をいっぱいに浮かべたじいちゃんの表情と、まるで本当の祖父のような温かい答えに、涙腺が崩壊した方も多かったのではないでしょうか。
じいちゃんは善逸に、「お前は何もわるくない、このまま自分の思う道を進んでほしい」という思いを伝えたかったのかもしれません。
善逸やじいちゃんの無念がわかるからこそ、涙無しには読めない回でした。
その他の名言は?
じいちゃんの最も代表的な名言は「お前は儂の誇りじゃ」ですが、他にも善逸の回想シーンで心に響く言葉を残しています。
十二鬼月の一人「累(るい)」が支配する那田蜘蛛山で、炭治郎や伊之介とはぐれた善逸は「鬼の蜘蛛(累の兄)」と戦うことになります。
何度も一つの技を出そうとする善逸は、遂に鬼に「一つの型しかできない剣士」であることを見抜かれてしまいます。
そこで思い出したのが、じいちゃんからのこの言葉。
「いいんだ、善逸。お前はそれでいい。一つできれば万々歳だ。一つのことしかできないなら、それを極め抜け。」
「泣いていい、逃げていい、ただ諦めるな。誰よりも強靭な刃になれ!」
全部で六つある雷の呼吸のうち、善逸が習得できたのは「壱の型」だけ。
普通だったら落ちこぼれの烙印を押されてしまうこと間違いなしですが、じいちゃんは「一つの型を極めぬけば、お前はそれでいいんだ」と優しい言葉をかけます。
善逸のことを決して見捨てなかったじいちゃんのこの名言が、今も善逸の心の拠り所となり、彼の強さの原動力になっていたんですね。
2人の強い絆に感動です( *´艸`)
まとめ
鬼滅の刃17巻より
善逸とじいちゃんを彫りました!!このシーンはほんとに何度見ても泣ける…#消しゴムはんこ#鬼滅の刃#我妻善逸 #桑島慈悟郎 pic.twitter.com/6uLtHF3uc0
— 治虫🐈 (@keshihan_osamu) November 25, 2019
今回は、漫画「鬼滅の刃」善逸じいちゃんの名前は?切腹で死んだし名言誇りの意味は?と題して、善逸のじいちゃんの情報を詳しくご紹介してみました。
善逸のじいちゃんの名前は、その愛情深い内面にぴったりな「桑島慈悟郎(くわじまじごろう)」でした。
とても悲しいことに、最期は切腹で死んだというのは間違いないようですね。。
壱の型しか使えなかった善逸に対し、「お前は儂(わし)の誇り」という名言を遺したじいちゃんの想いを胸に、善逸はさらに強くなっていくはずです!
この機会に、漫画「鬼滅の刃」の該当シーンをおさらいしてみてくださいね(*’▽’)