この記事は、2020年6月25日(木)に発売予定の「週刊ヤングジャンプ」で掲載される、漫画「キングダム」645話の最新確定情報を考察予想と共にお伝えしています。
前話ではついに、李牧の処刑が翌日に迫るところまで進展しましたね!
もう後が残されていない舜水樹とカイネたちは、当日に強行突破を仕掛けるつもりです。
そんな中、暴挙の限りを尽くした悼襄王が亡くなり、事態は急展開を見せています!
毒を盛られたのか、激しく心臓を抑え込んで、宝だと語った子供たちに蔑むまなざしを向けられながら、命を落とした悼襄王。
李牧の処刑や跡継ぎは、一体どうなるのでしょうか?
今回は、漫画「キングダム」ネタバレ645最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお届けしていきたいと思います!
漫画「キングダム」ネタバレ645話最新確定速報!
漫画「キングダム」645話のネタバレ確定速報が入ってきました!
一体どんな内容だったのか、さっそく紹介していきましょう!(*^^)v
秦国軍へ急報!悼襄王の死
王翦(おうせん)将軍の率いる秦国軍は、邯鄲を攻略するために最前列で扈輒(こちょう)将軍との攻防戦を繰り広げていました。
軍を広範囲に展開し、秦国は万全の包囲網を築いています。
各軍が配置につくと、王翦は本営本陣に全将軍を呼び集め、亜光(あこう)、田里弥(でんりみ)、倉央(そうおう)、王賁(おうほん)、蒙恬(もうてん)が首をそろえました。
ただならぬ威圧感を放つ面々の中、抜けた顔をしながら遅れて登場したのは、李信将軍です!
必要なメンツが揃ったところで、簡単攻略作戦についての軍議が開かれようとしたその時、伝令が非常に焦った様子で馬を走らせてきました!
ついに李牧の処刑がおこなわれたのかと、誰もが予期しています。
敵である李牧ですが、戦で命を燃やして欲しかったと考えていたのか、悔しそうな表情を見せる李信。
しかし伝令の口からは、驚くべき事実が語られました!
趙国に突然訪れた、悼襄王の死です。
この報せには、さすがの王翦も予想外といった様子で、目を見開いています。
いったい何があったのか、詳細については分かっていないものの、秦国軍も趙国の一大ニュースをするところとなりました!
悼襄王の死で混乱を極める趙国
そのころ、趙国邯鄲は悼襄王の死によって大混乱に陥っていました。
悼襄王の死因がわからず、毒殺や病死などあらゆる根拠のない推論を口走る貴族たち。
次第に李牧側の人間による毒殺の疑いが浮上し、悼襄王の死因について貴族たちが一触即発の暴動を起こしかけています。
郭開(かくかい)は、らちが明かない様子を見て、近衛兵に李牧派の人間をすべて捉えるよう命じました。
拷問にかけて洗いざらい吐かせてやると、息を巻く郭開。
しかし、近衛兵たちはピクリとも動こうとしません。
王の近衛兵のくせに何をしているのかと怒った郭開は、再び王の仇を捕えるよう命じます。
すると近衛兵は、この国の王ではない郭開の命令に従う義理はないと一蹴しました。
悼襄王の亡きいま、右腕であった自分に従うのが筋であると主張する郭開。
しかし近衛兵の口からは、次なる王の存在が語られます。
趙国の希望を背負う、太子嘉の存在です!
太子嘉の解放宣言!李牧が釈放される
太子嘉は、すでに政治的準備のための行動を起こしていました!
実権を手に入れた太子嘉は、その日のうちに地下牢に封じられていた賢人たちを解放します。
みな悼襄王を諫めた罪で投獄されていた、優秀な文官や有力者たちです。
朝廷の根幹を務めるべき国士達を解放した太子嘉は、力強く国を立て直すと宣言します。
長くこのときを待っていたかのように、賢人みなが一斉に命を捧げると誓いました。
太子嘉が解放を宣言したことで、多くの賢人たちが外へと出てきます。
もちろん、その中には李牧も含まれていました!
カイネと李牧の再会!
カイネは誰よりも早く、解放された李牧の元へ馬を走らせて駆けつけます。
李牧の姿を目で捉えたカイネは、会いたい一心で落馬しても駆け出し、そのまま涙を流して李牧に抱きつきました。
カイネを抱きしめ返した李牧は、心配をかけたことを謝ります。
声をあげて、泣き崩れるカイネ。
しかし、感動の再会というわけにはいきません。
すぐさまそこへ、太子嘉が姿を現します。
疲弊もピークに達しているであろう李牧とカイネですが、秦国の王翦が趙国へ攻め入ろうとしているのです。
名君になるであろう太子嘉の命に従い、李牧はすぐさま動き出すことになりました。
牢から出た李牧は、さっそく王都軍を動かすべきだと太子嘉へ申し立てします。
愚かな前王とは違い、太子嘉はすぐさま二つ返事。
このまま太子嘉が趙国をおさめていれば、秦国は歴史的に中華統一を成しえていなかったのではないでしょうか。
漫画「キングダム」でも、悼襄王が崩御してからわずかな間で国の基盤を整え始める有能ぶりがとてもよく表現されています。
秦国まで轟く太子嘉の噂
悼襄王が崩御した報せは、秦国軍にも混乱を及ぼしました。
李牧が助かったということは、李牧側の人間が暗殺したのだろうと秦国軍の間でも話題がもちきりです。
とはいえ秦国軍にとっては悼襄王が誰に殺されたかなど、どうでもいいこと。
現状では趙国が王の死により、どのように変わったのか分かっていないことのほうが問題です。
趙国の次期王とされているのは、太子嘉であるということを秦国も把握しています。
「名君の器」という噂しか伝わってこない太子嘉が王座につけば、秦国にとっては相当やっかいな相手となるでしょう。
趙の賢人たちは牢獄に入れられているか、太子嘉の時代を待って野にひそんでいるとの噂です。
太子嘉が趙の牢獄にいる賢人たちを全員表舞台に連れ出すことになれば、趙国は生まれ変わります。
はやくも趙国軍が動き出す!
太子嘉が有能である噂を耳にしていた、王翦は趙国の動きに警戒しはじめます。
そのときドドドという音と共に、秦国のかまえる本営本陣から敵陣の後ろに援軍がやってくる様子が見えました。
これまで頑なに出てこなかった邯鄲の王都軍が大挙して動いてきたのです!
早くも趙国の新中枢は、機能しだしていると読む王翦。
王翦は作戦を練り直すために、前線から第二戦まで後退を余儀なくされるのでした。
倡后の登場
太子嘉により、まともに機能しはじめた趙国。
身の危険を感じた郭開は、わずかな部下を引き連れて騒ぎがおさまるまで隠れる魂胆です。
すると悔しさをにじませながら、逃げ出そうと焦っている郭開のまえに、英書記官が現れます。
その横には、怪しげにほほ笑む女性の姿がありました。
この人物こそ、史実で悼襄王の寵愛を受けていた公子遷の母親である倡后です!
趙国新中枢の軍議
太子嘉は急ピッチで対秦国との状況を確認し、李牧を含む賢人たちと軍議を開きます。
王翦軍が後退したとの情報を掴み、趙国の未来に希望が差し込み始めます。
軍議の中心で指揮をとっているのは、とうぜん李牧です。
王翦軍の動きは、まさに李牧の読み通でした。
感動する有力者たちをまとめあげ、李牧は王翦の次の一手を読んで、的確な指示を飛ばします。
人手が足りない状況ですが、太子嘉は武安の地下からも名士を呼び集めているとのことで、王翦も察していたように趙国の新中枢はまともに機能していました。
太子嘉の前に現れた郭開
軍議をかわしながらも、太子嘉は郭開のことを捕えるよう指示を出しており、まさに抜かりはありません。
郭開は悪臣の根であるため、放っておけば必ず害を成します。
趙国の脅威となる前に必ず身柄を捕まえるように話し合っていると、兵が太子嘉たちを取り囲みました。
王の衛兵とはいえ無礼であると、怒る有力者たち。
すると、太子嘉の前に郭開が姿を現しました。
その隣には、倡后と末子の遷(せん)が佇んでいます。
嫌な気配を感じ取る太子嘉と李牧でしたが、王の権限を使って郭開を捕えるよう近衛兵隊長の燕蒙(えんもう)へ命じます。
しかし兵は悔しそうな表情で太子嘉に謝罪をしながら、まったく動きません。
太子嘉は、燕蒙たちに何をしたのかと郭開を問い詰めます。
しかし郭開は余裕の笑みで、自分は何もしておらず、何かをしたのは悼襄王だと語りました。
悼襄王の遺言
誰もがこれから起こる出来事が、趙国にとって良いことではないと察している表情です。
緊迫した空気のなか、英書記官は口を開くのもためらわれるような様子で、悼襄王が亡くなる半日前に遺言を残していたことを告げます。
先王の遺言自体、初耳という様子の有権者たち。
遺言は、玉印も押してある正式なものです。
太子嘉は悼襄王が亡くなる前、怒りを買っていました。
その後、悼襄王は英書記官を呼び出して、自身の身になにあった時のための遺言を残していたのです。
ニヤリと笑う郭開を見て、李牧の嫌な予感は確信へと変わります。
そこで告げられた遺言の内容は、耳を疑うものでした。
新趙王は太子遷
第9代趙王悼襄王の遺言は、次の王位を太子嘉ではなく、末子の遷へ継がせるものにするといった内容でした。
英書記官が悼襄王の遺言を読み終えると、男女関係なく人間を奴隷にしている太子遷の姿が現れます。
全裸で目隠しに紐のついた首輪をさせた大人を数人従え、太子遷は女性を椅子にして座っています。
その様子は、かつて秦国でクーデターを起こした成蟜(せいきょう)のようです。
椅子にされている女性のわき腹や足には、刺し傷のようなものがあり、血が流れています。
その姿を見て、太子嘉は絶望した表情で言葉を失います。
驚くカイネと、背中ですべてを語る李牧…。
「史記趙世家(しきちょうせいか)」で著者の司馬遷(しばせん)は、悼襄王が太子嘉ではなく行いの悪かった末子遷を王位に立てたことを”なんと道を外したことか”と評していたそうです…。
趙国がまた大きな絶望へ呑まれたところで、漫画「キングダム」645話は幕を閉じました。
漫画「キングダム」ネタバレ645話最新!考察・予想
李牧の処刑が決まり後先がない舜水樹とカイネは、玉砕覚悟で強行突破の作戦を企てていましたね!
舜水樹とカイネたちの心情を思うと、とても辛くてもらい泣きしてしまいそうです。
そんな中おとずれた悼襄王の死は、李牧の処刑にかならず影響すると考えられます!
史実でも李牧が去るのはまだ先の話になるので、早く舜水樹とカイネたちを安心させてあげたいところです。
とはいえ悼襄王が亡くなったことにより、趙国内部はさらに慌ただしさを増していくでしょう。
殺害したのは誰なのか、跡継ぎはどうなるのか…そんな気になる漫画「キングダム」645話を早速、考察予想していきましょう!
悼襄王を殺したのは誰?
いつもの桃泉殿(とうせんでん)で、口にしていた酒を飲んで亡くなった悼襄王。
酒と思って口にしていますが、美少年が盃に注いだのはドロリとした液体でした。
明らかにお酒ではない液体が描かれていたのですが、毒が盛られていたのでしょうか?
毒が盛られたのだとすれば、一体誰が仕込んだのか気になりますよね!
悼襄王の周りを囲っていた子供たちなのでしょうか?
はたまた腹に一物抱えていそうな、郭開?
舜水樹とカイネは李牧の救出に手いっぱいといったところで、毒を盛る思考まで至っていなさそうです。
考えられるのは、郭開か子供たちではないかと思います。
しかし子供たちは悼襄王が苦しそうに倒れた瞬間、驚きの表情で固まっているので、初めは事態を飲み込めていなさそうでした。
となれば、やはり郭開が裏で一枚噛んでいるのではないかと思います。
郭開の意味深な表情の謎がいつ明かされるのか、期待したいところです!
悼襄王は遺言を残している?
公子嘉の耳を食いちぎった後、悼襄王は何やら一瞬考え事をして書記官を呼びつけていました。
もしかすると、自分に意見してきた公子嘉を廃位させる内容を残したのではないでしょうか?
死ぬつもりはなかった悼襄王ですが、結果として遺書と扱われそうです。
現状では、公子嘉が時期趙王として即位すると考えるのが自然な流れですが、史実によるとそうはいきません。
悼襄王の亡きあとは、幽繆王が即位することになっているので、遺書が出てくる線は濃いと考えられます。
悼襄王の死因は捻じ曲げられる?
明らかに何者かに殺害された悼襄王ですが、死の瞬間を目撃しているのは子供たちだけです。
子供たちが実行者だった場合、死因を捻じ曲げることは簡単だと推測します。
たとえ悼襄王の死体がそのままの状態で他者に発見されたとしても、異様な死に方からただ事ではないと一目瞭然ですし、真実を語るには憚られるものです。
ですから大衆向けには、病死などもっともらしい理由で崩御が告げられるのではないでしょうか。
公子嘉はどうなる?
悼襄王が遺言を残しているのであれば、内容は確実に公子嘉を貶めるようなものであると考えられます。
史実では悼襄王の寵愛を受けていた公子遷の母親である倡后が、悼襄王后と太子嘉を陥れて廃位させるのですが、漫画「キングダム」ではオリジナル要素を盛り込むかもしれませんね。
公子遷が次期趙国王となるのは間違いないと考えられるので、あっさり遺書によって廃位させるのではないでしょうか。
李牧の処刑は中止?
悼襄王が亡くなったとあれば、趙国内はどう考えても李牧の処刑どころの騒ぎではありません。
混乱に乗じて舜水樹とカイネたちが救出するのもわけないと考えられますが、今後も李牧が活躍することを踏まえると、処刑は正式に中止されるのではないでしょうか。
李牧の死を一番に臨んでいたのは、悼襄王です。
もしかすると廃位する前の公子嘉が一働きして、李牧の処刑を中止させるかもしれません。
漫画「キングダム」ネタバレ645話最新確定!まとめ
今回は、漫画「キングダム」ネタバレ645話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお伝えしましたが、いかがでしたか?
そろそろ悼襄王が亡くなるのではないかと予想していましたが、亡くなり方は衝撃的でした!
悼襄王のこれまでの報いがしっかり表現されており、納得した読者は多いのではないでしょうか?
私も子供たちと同じように、蔑んだ目で悼襄王の死を読ませていただきました(笑)
悼襄王が死んだことで、漫画「キングダム」645話の展開で李牧の身は、無事に解放されるのではないかと信じていましたが、思いが報われて嬉しかったです!
しかし趙国は、更なる絶望に飲まれることになりましたね…。
やはり悼襄王は遺言を残し、太子遷が新趙王となっています。
秦国の侵略を防げるかと思われましたが、上手くはいかなさそうです…。
以上、漫画「キングダム」ネタバレ645話最新確定情報についての考察予想をお届けしました!