この記事は、2020年7月9日(木)に発売予定の「週刊ヤングジャンプ」で掲載される、漫画「キングダム」647話の最新確定情報を考察予想と共にお伝えしています。
前話では、趙国での兄弟争いが勃発し、嘉一派が皆殺しにされてしまいました。
嘉を連れて李牧は何とか邯鄲を脱出し、無事に安全な場所まで送り届けることに成功しましたが、もう王位継承することはありません。
嘉も李牧も、趙国の終わりを予期しています。
これまで趙国のために身を粉にしてきた李牧が、初めてカイネに弱音を吐いたシーンは、とても胸が締め付けられました。
馬南慈のところへ戻る考えの李牧ですが、この先どうなっていくのでしょうか?
そこで今回は、漫画「キングダム」ネタバレ647話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお届けしていきたいと思います!
目次
漫画「キングダム」ネタバレ647話最新確定速報!
今週のキングダム。趙国内の内乱が続いている。 李牧は司馬尚のいる『青歌』へ向かうとか、郭開一派との勢力争いがワクワクするけど。そこへあの男が再登場!!!面白いねえ話の膨らみが深いよ。 pic.twitter.com/eTJNlLmLbk
— 将星 (@syousei_1) July 8, 2020
漫画「キングダム」647話のネタバレ確定速報が入ってきました!
一体どんな内容だったのか、さっそく紹介していきましょう!(*^^)v
カイネの乙女心
初めて弱音を吐いた李牧の背中に、泣きながら寄り添っていたカイネ。
読者も驚くほど、いい雰囲気になってきたのかと思いきや…我に返ったカイネはパニックに陥っています。
つい心配心から寄り添ってしまったカイネですが、なにか超えてはならない一線を越えたのではないかと胸をドキドキさせています。
一連の出来事を思い出すと、李牧は焦って逃げ出すカイネに”ありがとう”の言葉を投げかけていました。
抱きついたことへのお礼なのか、励ましの言葉へ向けたものか分からなくなるカイネでしたが、李牧の声に元気が戻ったことを感じ取れたようです。
もっと李牧の元へとどまっていたかったのに、恥ずかしさ余って飛び出したことを膝をついて後悔し始めます。
その様子を見ていた兵が、カイネに大丈夫か声をかけると、カイネは恥ずかしさを爆発させて余計に地面へ伏せ込んでしまいました。
自分のことを臆病者だと叫ぶカイネがとても可愛くて、ほほえましいです。
辛いシーンが多かったので、少し頬が緩んでしまいました!
舜水樹たちの合流
そこへ舜水樹(しゅんすいじゅ)、傅抵(ふてい)、馬南慈(ばなんじ)がやってきます。
カイネの様子をみた彼らも、元気を分けてもらえたかのようです。
3人の後ろに隠れながら、カイネは再び李牧のいる野営地を尋ねます。
野営地から顔をのぞかせた李牧の表情は、一時の感情を口にしたおかげか、とてもスッキリしていました。
カイネが寄り添ったおかげで、生気を取り戻したのだと思いたいところです ( *´艸`)
生気を取り戻した李牧
馬南慈は晴れやかな表情をしている李牧を見て、安心したように笑います。
落ち込んでいたかに見えた李牧ですが、すぐに立ち直っていたようです。
憔悴していると報告を聞いていた馬南慈は、誤りであったと認識しました。
空元気だと話す李牧ですが、憑き物が落ちたような表情を見て、家臣たちはホッとしたのでしょう。
少しの間でも、笑いあえる時間の訪れは、とても微笑ましいことです。
舜水樹の提案
そんな時間も僅かなことで、舜水樹がさっそく本題を斬り込みます。
現在、李牧たちは王命に背いて王都軍と戦ってまで嘉を逃がした「反乱軍」として、扱われています。
絶望の淵に立たされている状況ですが、舜水樹は自分たちの取るべき行動を3つ提示しました。
- 罪を認めて断罪される(そのまま処刑される可能性大)
- このまま、逃走を続ける
- 邯鄲へ攻め入り、新王と郭開を抹殺して嘉に王位を継いでもらうか、李牧が新王朝を築く
舜水樹の案を聞いた李牧は、厳しく諫めます。
たとえ邯鄲を攻め落として嘉を王位に据えたとしても、それは強奪になります。
それでは真の趙王として、迎えられることはありません。
ましてそれを李牧がやるなど、言語道断なことです。
厳しく李牧に諫められた舜水樹は、素直に頭を下げました。
とはいえ舜水樹が提示した3つめの行動定時については、のちに嘉が「代」という国を創るので、その伏線のように思えますね。
諦めていなかった李牧
新しい国を創ることは、明確に否定した李牧。
投降して死んでは元も子もないので、消去法で考えても残された道は、逃亡のみとなります。
李牧も、それを分かっている様子です。
しかし消去法で逃げるのではないと、生気を取り戻した李牧は、すべてを諦めてはいませんでした!
秦軍に打ち勝って趙を亡国の危機から救うには、必ず我々の力が必要になってくると自信をのぞかせる李牧。
すでに李牧は、次の一手を考えており、さすがと言わざるを得ません!
李牧の次なる行動
李牧は自身が軍総司令に戻るまでの間、軍を雌伏させると明言しました。
これには、家臣たちも驚いた反応を見せます。
しかし馬南慈は、李牧なら戻れると自信を覗かせました。
1年もすれば郭開のほうから、頭を下げてくるだろうと読んでいます。
此度の騒動は、新王がまだ正式に即位していない空白の出来事です。
互いに勘違いだったと、言い訳を立てることもできるので、今は時を稼いであやふやにしてしまうのも一つの方法になります。
いずれ李牧は戦場復帰することになるので、史実に沿った展開です。
このまま邯鄲が助けを求めに来るまで、逃げ続ける展開となるのでしょう。
李牧が逃げる場所として選択したのは、青歌(せいか)でした。
目指すのは青歌
舜水樹と傅抵は驚きましたが、李牧は司馬尚(しばしょう)のいる青歌こそ安全だと考えています。
司馬尚といえば、オルドの侵攻を食い止めた三大天候補のひとりです。
すでに李牧は根回ししており、邯鄲との関係が薄い司馬尚から一応、受け入れてもらえるとの返事をもらっていました。
史実と照らし合わせてみても、李牧はのちに司馬尚と共に邯鄲の防衛にあたるので、ここも大きな伏線と捉えることができます。
あくまでただでは起き上がらない李牧の提案に、やる気を見せる馬南慈。
李牧の瞳にも再び光がともり、今の何倍もの力をつけて必ず復帰すると意気込みます。
こうして李牧たちは、全員で司馬尚のいる青歌を目指すこととなりました。
冷戦へ突入
そのころ戦場では、王翦(おうせん)軍と扈輒(こちょう)軍の戦いが描かれるかと思いきや、まさかの膠着状態へ突入!
内紛により趙国軍が多少引き下がったと思っていたのですが、そんなことはないみたいです。
李牧は退場したものの、国防に対する邯鄲の動きは的確なものでした。
思っていた以上に郭開の手腕がよく、邯鄲軍と扈輒軍が前線を固めたため、膠着状態のまま時が経過していきます。
郭開は前線を固めるだけではなく、その後ろにある番吾(ばんご)と平陽(へいよう)の拠点強化にも素早く着手し、趙国の文官や武官たちにその手腕を見せつけました。
しかしその戦略は、どれも地下牢で李牧が進言した内容です。
さすがは、ズルい郭開です。
李牧のことを血眼になって殺害しようとしていたにもかかわらず、このありさまには読んでいて腹が立ってしまうところですが、当の郭開は家臣たちからの株を上げることができて満足そうな表情を浮かべています。
そしてこの冷戦は、紀元前235年まで続きました。
秦国に迫る出来事
年が変わり、秦国には雪の降る季節がやってきます。
秦国では長期に渡る冷戦をどうにかしようと、軍議がおこなわれていました。
しかしこの年には、中華が驚く予想外の戦いが三国間で勃発します。
さらに「史記」には、その前に秦国内で大きな出来事があったとも記されています。
というのも秦国では、呂不韋の勢力変化が起きていたからです。
呂不韋の怪しい企み
初めにその変化に気付いたのは、肆氏(しし)でした。
大王と昌文君に声をかけ、現状を報告します。
かつて嫪毐(ろうあい)事件により、すべての地位を剥奪されていた呂不韋は、河南の城に隠遁していました。
それから3年の月日が流れましたが、いまでは大王派ではないものを集め、無視できないほどの成長をし始めている様子です。
呂不韋が人を集めていると確かな情報は得られていませんが、とにかく人が人を読んで河南に入る流れがやんでいません。
河南に出入りしているものの中には、かつての竭氏(けっし)の残党や嫪毐毐国の残党、呂不韋の残党も存在しています。
このままでは、秦国は他国への侵略に割く余裕がなくなってしまうと懸念した肆氏。
ついに、昌文君と嬴政(えいせい)へ呂不韋の命を奪うことを提案しました!
嬴政の新たな決断
驚いた様子の昌文君でしたが、嬴政は全く動じません。
まずは、自分が呂不韋に直接会あってくると決意をした嬴政。
そんなことを知らぬ呂不韋は、怪しい笑みを浮かべています。
呂不韋の末路は史実で明らかとなっていますが、漫画「キングダム」ではどのように展開していくのでしょうか?
この話し合いが、今後に大きな影響を与えそうですね!
大きな伏線がいくつか登場したところで、漫画「キングダム」647話は幕を閉じました!
漫画「キングダム」ネタバレ647話最新!考察・予想
嘉一派の殺害に、恐ろしいほど早く手をまわしてきた遷一派。
怒涛の展開となり、さすがの李牧も満身創痍な様子を見せていました。
郭開が腹に何かを抱えているとは思っていましたが、李牧の暗殺だったようですね!
ものすごい執念が、感じられました!
無事に邯鄲を脱出できた嘉ですが、趙国の未来は事実上、ここで潰えたことが分かります。
あとは、どう滅亡していくのか。
結末が分かっているだけに李牧の行動すべてが辛く感じられて、読者としてはとても苦しいのですが、漫画「キングダム」647話を、さっそく考察予想していきましょう!
李牧とカイネの恋愛発展はある?
弱音を吐く李牧の背中に、しっかりと寄り添っていたカイネ。
李牧が牢獄されてから、カイネはひたすら想い続けて涙を流しています。
その想いに呼応するかのように、李牧もカイネを抱きしめていたり、疲れたときにそこに居て欲しいと声をかけるほど間がらは親しくなっています。
史実に照らし合わせてみても、これから李牧に待ち受ける未来は暗いものです。
つかの間の恋愛だけでも、李牧に幸せな瞬間が訪れて欲しいと願わずにはいられません。
カイネが李牧の心に寄り添い、一筋の光となるシーンが描かれることを期待したいですね。
李牧は鴈門に戻る?
前話で、馬南慈のところへ戻ると話していた李牧。
馬南慈の無事が確認され、苑森林に野営していることが分かっています。
史実によると李牧が戦に登場するのは、 鄴攻めから2年後のことです。
邯鄲に戻れば命を狙われますし、一旦は身を潜めるのではないでしょうか。
とすれば、李牧の名を馳せることになった雁門に戻るのが無難であると考えます。
逃亡するようになってから、李牧は度々、雁門のことを口にしていました。
とても疲れた様子を見せていますし、カイネと共にしばらく静かな時を過ごしても悪くないと思います。
扈輒将軍VS王翦将軍?
キングダム647話では、いよいよ王翦将軍が構える前線に焦点が置かれそうです。
邯鄲の守護神である扈輒将軍はこれまで登場していたものの、どのような戦をするのかまでは描かれていなかったので注目が集まります!
とはいえ史実で扈輒将軍が登場するのは、桓騎(かんき)将軍との戦です。
王翦将軍との戦に扈輒将軍が登場するとなると、キングダムのオリジナルストーリーになると考えられます。
扈輒将軍は結果的に、桓騎に討ち取られると史実で分かっているため、そこまでに名将である爪痕を残す戦が描かれるのかもしれませんね。
李信や王賁に蒙恬の新たな将軍との掛け合いがあるのかにも、期待したいところです。
遷や倡后の黒い人間性が描かれる?
キングダムでオリジナル大戦が描かれるにしても、趙国が劣性であることに変わりありません。
戦は苦難を強いられることになるので、ゆくゆくは遷も李牧を呼び戻すことになるでしょう。
それまでに史実では2年の歳月がありますが、その間に趙国がどれだけ闇に包まれているのか、遷や倡后の黒い人間性が描かれてもおかしくありません。
嘉は、 父も超える暗君になるであろうと遷のことを評していました。
李牧を呼び戻すタイミングで、衰退しきった趙国の姿が描かれるのではないかと予想します。
悼襄王の暗殺犯が明かされる?
遷や倡后の黒い人間性が描かれるとすれば、悼襄王の暗殺犯が明かされるかもしれません。
個人的には、悼襄王を暗殺した犯人は明かされることはないと考えていますが、黒い人間性を描くのであれば、倡后が遷に王位を与えるために暗殺したと描くのが手っ取り早いと考えます。
史実でも倡后は、嘉を陥れるために暗躍していることが分かっています。
漫画「キングダム」でも、倡后は人間を奴隷にして椅子のように座っている子供の頭をなでるような母親です。
悼襄王を殺してやったと笑って話すようなシーンが描かれても、おかしくないのではないでしょうか。
ここまでが考察予想となります。
前話の読者の皆さんの反応では、李牧の不憫さに心を痛めている様子でした!
史実で先の未来が分かるだけに、読者は読んでいて辛いところだと思います。
李牧や嘉も今回の件で、趙国の未来を悟ったことでしょう。
それでも身を粉にして、尽くしていくのですから、涙なしに見れませんね…。
今後の漫画「キングダム」が、どのように趙国の滅亡を描いていくのか、覚悟しながら追いかけていきたいと思います。
漫画「キングダム」ネタバレ647話最新確定!まとめ
今回は、漫画「キングダム」ネタバレ647話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお伝えしましたが、いかがでしたか?
邯鄲を脱出し、嘉を安全な地まで送り届けることができたので、一旦は趙国の内乱も終わったと考えて良さそうです。
嘉や李牧が趙国の未来を悟った瞬間の悲壮感は、とても胸が締め付けられるものでした。
未来が決まっているだけに、わずかでも小さな幸せや思いが報われる瞬間があってほしいと願わずにいられません。
漫画「キングダム」647話では、前線に焦点が当てられると考えていましたが、冷戦へ突入しましたね!
李信含む新しい将軍たちの活躍は、いつ描かれるのでしょうか?
扈輒将軍がどのような戦をするのかも、楽しみですね!
そして、まさかの呂不韋が登場!
今後の展開を大きく左右することになるのか、注目です!
以上、漫画「キングダム」ネタバレ647話最新確定情報についての考察予想をお届けしました!