漫画「キングダム」前話では、秦国軍がようやく飢えから解放され、豪華な食事を囲んでいましたね!
涙ながらに食事を急いで口へと運ぶ秦国軍を見て、もらい泣きをしたファンも多かったのではないでしょうか?
離れた地にいながらも、想いを通じ合わせている嬴政(えいせい)と信には胸アツでしたね!
その一方で、李牧の報われない環境には胸が痛むばかりです…。
必死に郭開(かくかい)へ伝えた忠告も空しく、このままでは秦国軍に列尾を突破されてしまうでしょう。
第640話では列尾へ向かった騰(とう)将軍の活躍から描かれると思われますが、李牧の運命はどうなるのか気になるところです。
そこで今回は、漫画「キングダム」ネタバレ640話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお届けしていきたいと思います!
漫画「キングダム」ネタバレ640話最新確定速報!
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— ❄️Kuuro🤍 (@kuurooi) April 22, 2020
漫画「キングダム」640話のネタバレ確定速報が入ってきました!
さっそく、どんな内容だったのか紹介していきたいと思います!
鄴の崩落が中華全土を駆け巡る
鄴が崩落したニュースは、瞬く間に中華全土へ広がっていきます。
楚国の王都「郢(えい)」では、媧燐(かりん)と李園(りえん)が鄴崩落について、会話をしていました。
足を組んで威圧感たっぷりの媧燐も、不落と言われた鄴が落ちたことが信じられない様子です。
媧燐の隣には、手足を縛られたバミュウが、目隠しに猿ぐつわをされて座っています(;^_^A
秦国が鄴を攻略したことで、珍しく媧燐の読みは外れてしまいました。
というのも邯鄲の王都軍が出れば王翦(おうせん)軍はひとたまりもなかったはずなのですが、バカな趙王は軍を出さなかったのです。
余計な発言をしてしまったバミュウは、頭から熱い蝋を垂らされて、身悶えていました。
さすが、媧燐様…ドSぶりを惜しみなく披露してくれていますね(笑)
とはいえ、あの李牧を相手に鄴を攻略してしまった王翦に対して、少し見かたが変わったようです!
媧燐は、感心した様子を見せていました!
趙国に対する列国の見立て
そんな媧燐とは反対に、李園は大変なことになったと話し始めます。
ついに秦国の刃が邯鄲の喉元にまで迫り、下手をすれば強国と言われた趙国が倒れるかもしれないからです。
趙国が倒れれば、勢力図は大きく変わってしまいます。
しかし媧燐は終始冷静な態度で、李園を諭していました。
趙にとって本当の脅威とは、鄴が秦本土と繋がってからです。
秦国が鄴を対趙の最前線拠点としたときこそ、趙にとって本当に危機になります。
そんなことは邯鄲もとい、李牧がよく理解しているところです。
列国が趙には李牧がいると考えている様子がハッキリと見て取れる描写をしていますが、実際の李牧は投獄されてしまっています。
このまま各列国の読みは、ことごとく外れていくのでしょう。
趙王は国のことを少しも考えない愚かな王なので、これから先に起こる出来事は、いくら百戦錬磨の武将であっても予期するのは難しそうです(;^_^A
李牧に絶大な信頼を寄せる列尾
その頃、列尾にいる舜水樹(しゅんすいじゅ)と扈輒(こちょう)の元に伝令が舞い込みます。
魏国から北上してきた秦国大将軍である騰(とう)率いる4万の軍が黄河をこえて、進軍して来ているとの急報でした。
列尾を守る兵は3万と、秦国より少ない数ですが、騰将軍が率いる軍だけであれば持ちこたえられると自信を覗かせます。
鄴から列尾に軍が討って出て来れば、列尾は挟み撃ちになり、とても苦しい状況になります。
そうなると列尾では持ちこたえることが困難なのですが、そんなことは李牧が百も承知だと絶大な信頼を寄せているのです。
すでに北軍を南下させているはずだと信じている扈輒将軍は、それを待つ姿勢を見せました。
舜水樹は、邯鄲の王都軍が動けば話は早いと嘆きをぼやきます。
やはり配下が一番、自分たちの仕えている王が愚か者であることに辛い思いを強いられているのですね。
扈輒将軍も、趙王のことはクソだと発言していました!
趙国の王はバカであっても、李牧という存在がいることは何よりの救いです。
後ろの憂いは李牧に任せ、列尾は軍を展開し、騰将軍を迎え撃つことにします。
李牧の投獄を知らない趙軍が、李牧に寄せる信頼の厚さにとても胸が苦しく、切ない気持ちになりますね…。
鄴で目を覚ます信
飢餓の窮地を逃れることができた鄴では、信が眠りながら不吉な夢を見ていました。
信に抱きつく羌瘣(きょうかい)を、後ろから龐煖(ほうけん)が切りつけようと襲いかかってきます。
驚いた信は、逃げろと叫びますが、羌瘣は信に抱きついたまま穏やかな表情で諦めた様子です。
そのまま羌瘣の下半身がなくなり、涙を流す信。
死んでしまったと思い、涙ながらに羌瘣の名を叫んで飛び起きます。
すると目の前には、真面目な顔で信をみつめる羌瘣の姿がありました。
動揺する信ですが、もうどんな夢を見ていたのか思い出せません。
どうやら信は、羌瘣の様子を見に来てそのまま眠ってしまったようです。
羌瘣の夢を見て涙を流す信
羌瘣も、信と同じ夢を見ていました。
よくわかりませんが、羌瘣の気が信の中に入ってしまったため、同じ夢をみたようですね。
これはあの世で信を救い出した時に、二人の魂が繋がったからでしょう!
信は羌瘣が自分を助けるために、なにか無茶をしたのではないかと問い詰めます。
尾平が言っていたことや、いつもならとっくに回復して見せる羌瘣の異変に違和感を感じていた信。
羌瘣の肩を掴んで、隠していることを聞き出そうと必死です。
その拍子に渕さんが扉を勢いよく開け、二人の密着した様子を目撃してタジタジしてみせます(笑)
渕さんは、信に急ぎの知らせを伝えにきたのでした。
亜光将軍が鄴から出陣
右翼で尭雲(ぎょううん)と馬南慈(ばなんじ)にやられて昏睡状態だった亜光(あこう)将軍が、目を覚ましたそうです。
信はてっきり、死んだと思っていたようですね(笑)
すると外から突然、大きな声が聞こえてきました。
信と渕さんが外へ向かうと、亜光将軍が復活早々に鄴から列尾へ討って出たと分かります。
5日間で回復した兵を集め、あっという間に一軍にしてしまった亜光将軍。
後方に桓騎(かんき)軍を含め、2万の軍勢で列尾へ向かいます。
やっと列尾に李牧の凶報が届く
亜光軍2万の軍勢が、鄴より真っすぐ向かってきていると列尾にも報告が入ります。
その知らせは、ちょうど列尾軍が騰軍とぶつかった時に飛び込んできました。
舜水樹は北部軍からの報告はないのか、伝令へ問いかけます。
すると立て続けに伝令がやってきたので、北部軍もしくは李牧からだろうと期待に胸を寄せる列尾兵。
しかし列尾軍に届いた知らせは、馬南慈(ばなんじ)からの急報でした。
伝令は目に涙を浮かべながら、李牧が大王に捕らえられ、邯鄲に投獄されたと報告します。
邯鄲は沈黙したまま、騰軍が列尾へ攻め込んできているにも関わらず、北部軍を一切動かしていませんでした。
そして立て続けに、李牧は邯鄲で斬首になると凶報を届けます。
李牧を救い出す覚悟!舜水樹の怒りと引き上げる列尾軍
李牧の凶報を耳にした舜水樹は、伝令に怒りのあまり、伝令に斬りかかろうと剣を振りかぶります。
倒れた伝令の上に乗り、床に剣を振り下ろした舜水樹。
趙王はどこまで愚かなのだと、目を血走らせて怒ります。
その様子を鋭い目つきで見ていた扈輒将軍は、遼陽(りょうよう)を含むすべての軍を引き上げて、邯鄲まで戻すよう指示しました。
李牧が囚われてしまった今、このままでは王都圏の南側は秦国に奪われてしまいます。
そうなれば軍の力はそのまま生かし、北半分になる王都圏に兵を密集させて全力を注ぐほうが良いとの判断でした。
さらに李牧を救わなくては、趙国は滅んでしまいます。
馬南慈もそれを防ぐため、扈輒将軍へ協力を求めていました。
舜水樹や扈輒将軍は、趙王を殺しても李牧を助け出す強い意志を覗かせます。
ほぼ戦わずに秦国が勝利を確定!
扈輒将軍の号令で、全軍撤退の動きをした趙軍。
騰軍はほぼ戦わずに列尾城を取り、一体を固めて趙王都圏の出入り口をしっかりと秦国のものにしました。
これで鄴・列尾・遼陽のトライアングルが繋がり、その中には多くの難民が取り残されることになります。
略奪を恐れる難民ですが、秦国軍は王翦の命に従って傷つけることはしませんでした。
そして一月が経った頃、本営から兵が補充されるため鄴攻略軍の一部が帰還を許されます。
飛信隊もようやく鄴を出ることが叶い、列尾の前あたりに到着した頃、同じく岐路についていた壁(へき)に出会います!
じつに69日ぶりの再会を果たした壁と信は、笑顔で互いの生還を喜びました!
漫画「キングダム」640話は、ここで幕引きとなっていましたが、騰将軍の活躍がまったく描かれませんでしたね!
少しは描かれるだろうと思っていただけに、ほぼ不戦勝との結果には驚きました!
李牧に信頼を寄せきっていた趙兵たちの胸の内を想うと、かなりつらい幕引きではありますが、今後の趙国内はどう動いていくのでしょうか?
波乱が予想されるので、とても楽しみです!
漫画「キングダム」ネタバレ640話最新!考察・予想
公開斬首の刑を言い渡されましたが、しかし李牧はまだ鄴(ぎょう)を巡る戦いは終わっていないと目の輝きを失っていません。鄴はまだ陸の孤島であり、鄴を孤立させるための様々な戦略を描きますが、郭開(かくかい)には受け入れられない様子。これでは趙はその状況を悪くする一方ですね。#キングダム pic.twitter.com/cD7qJCw02C
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李牧が投獄され、郭開は進言を無視する始末ですし、趙国は滅亡への道を確実に歩んでいるように見えます。
秦国の王翦(おうせん)でさえ、李牧がいなければ趙国は、あっという間に滅んでしまうことを以前示唆していました。
その証拠に前話のラストでは、昌平君が李牧の読み通りに列尾へ騰将軍を向かわせています。
はたしてこのまま李牧は処刑され、趙国は滅んでいくのでしょうか?
さっそく、漫画「キングダム」640話の考察予想をしていきましょう!
扈輒(こちょう)将軍の敗北
郭開は列尾には扈輒将軍がいると過信して、李牧の進言を受けても二つ返事をしていました。
李牧の進言を聞き入れていれば、首尾よく燕国や魏国と協力体制を築き、秦国を返り討ちに出来たかもしれません。
しかし現状では、もはや叶うことのない作戦です。
列尾では、扈輒将軍が騰将軍とぶつかることになるでしょう。
王都邯鄲の守護神とも呼ばれる扈輒将軍ですが、秦国六大将軍に匹敵するほどの騰将軍が相手では、厳しい戦いとなるに違いありません。
ただでさえ列尾は、守りにくい城です。
第47巻でも、列尾城は意図的に弱く作られていることが明かされています。
列尾はもともと、わざと侵入させて敵を絡め取る役割を持って作られました。
というのも、鄴の陥落を想定すらしてなかったためです。
それが今では完全に仇となり、扈輒将軍を追い詰めることになると考えられます。
苦しい戦況であることは、扈輒将軍なら瞬時に理解できるはずです。
史実通りに運べば、扈輒将軍は桓騎(かんき)将軍が平陽を攻める際にぶつかることになります。
となれば騰将軍が赴いた時点で、扈輒将軍は潔く敗北を認めて、列尾を明け渡すかもしれませんね。
秦国はあっさり趙国を攻め続ける?
趙国の頭脳でもある李牧が戦場から身を引いてしまったことで、秦国軍はこのまま簡単に趙国を攻め込むことができそうです。
あっという間に李牧の懸念していた通り、列尾、鄴、遼陽を繋いでいくと思われます。
昌平君なら、その手ごたえのなさに違和感を抱くかもしれません。
とはいえ実際に史実でも秦国は、鄴を攻略して閼与(あつよ)を獲得していきます。
そして桓騎将軍が平陽と武城を平定していくので、ここまであっさりと事を運んでいきそうです。
しかし史実ではここで李牧が登場し、桓騎将軍と相対することになります。
公開斬首の刑を宣告されていた李牧ですが、このままいけば桓騎の運命まで左右しかねません。
李牧の処遇は、今後もっとも注目すべき展開だと思います。
李牧の処刑は後回しにされる?
敗戦を責められて投獄されることになった李牧ですが、史実通りに物語が展開するのであれば、まだ死に時ではありません。
公開処刑まで言い渡されていますが、何らかの形で後回しにされるのではないでしょうか。
というのも史実では秦国の画策により郭開が賄賂を受け取って幽繆王によからぬ入れ進言をすることで、李牧の命運が決まっていきます。
現状では、幽繆王となる公子遷はまだ登場していません。
それどころか鄴崩落の年に崩御するはずの悼襄王も、ピンピンしています(;^_^A
李牧が処刑を言い渡されることには変わりないのですが、公子遷の登場までに一波乱あって、一時的にでも難を逃れることになるのではないでしょうか。
公子遷が太子嘉を陥れる?
李牧も期待の色を示していた通り、現在太子嘉に熱い支持が集まっています。
次期趙国王になるのは、現時点ではどう考えても太子嘉が濃厚です。
とはいえ史実で幽繆王となるのは、公子遷!
悼襄王の寵愛を受けていた公子遷の母親である倡后が、悼襄王后と太子嘉を陥れて廃位させるのです!
そして悼襄王がなくなり、公子遷が次期趙国王となっていきます。
この混乱に乗じて李牧の処刑は延期され、秦国の趙攻めもしばし間をあけて描かれるのではないかと予想します。
信が李信となる日も近い?
本編第1巻から主人公の信は、「李信」と呼ばれています。
信は元下僕なので名乗る姓はないのですが、物語のどこかで姓を授かるのだと思われます。
「李」といえば、本編の中で名乗っているのは、李牧です。
いよいよ李牧の処刑も物語の中でチラついてきましたし、もしかすると信が李牧から姓を受け取ることになるのでしょうか?
李牧は王に恵まれなかったために、史実で報われない最期を遂げることになっているので、何らかの形で信が李牧の想いを汲んでくれるのではないかと期待しています。
漫画「キングダム」ネタバレ640話最新確定!まとめ
久々の大将軍・騰(とう)の登場!列尾攻略を任されましたが、李牧の進言を受け入れない趙王とその取り巻き郭開。これで騰にとって有利に戦いを進めることができそう。また列尾は城がわざと弱く造られていますので、城外戦で勝てば城は取り返しやすいはず。鄴ー列尾ラインが成立しそう。#キングダム pic.twitter.com/EzJCCeU3XV
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今回は、漫画「キングダム」ネタバレ640話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお伝えしましたが、いかがでしたか?
漫画「キングダム」第640話では、列尾に出陣した騰将軍の活躍が描かれると思っていましたが、やはり李牧が戦場から離脱しているので秦国はトントン拍子で趙国を攻め行きました!
公開斬首の刑が宣告された李牧ですが、史実では死に時ではないため、後回しになると予想されます。
しばらくは秦国が趙国をスムーズに攻め込みながら、趙国の後宮争いが描かれるのではないでしょうか?
鄴崩落の年に悼襄王が崩御することになるので、漫画「キングダム」でどのようにオリジナルストーリーを混ぜ込みながら展開していくのか注目です!
李牧の命運が気になるところなので、次回の展開からも目が離せそうにありません!