漫画「キングダム」前話では、ついに鄴が完全崩落しましたね!
戦場にゼノウ一家が登場したので、もう少し鄴での乱闘シーンが描かれると思いましたが、意外にも早く終結しました。
信や王賁(おうほん)に蒙恬(もうてん)が鄴へ到着するころには、城門の上に桓騎軍の旗がなびいており、3人の見せどころがない回となったのは少し残念です。
とはいえ満身創痍の3人ですから、展開的には一安心しました。
信がこれ以上、元気よく戦っている姿を見せていたら、さすがにゾンビと言わざるを得ないかもしれませんしね(笑)
鄴から飛び出してきた民間人を守るために、李牧が降伏もしくは和睦を王翦に申し出るとも考えていましたが、あっさり引いていったのにも拍子抜けしました(;^_^A
トントン拍子で鄴を崩落まで導いた秦国軍ですが、今回の636話で焦点となるのは、兵糧問題です!
王翦は意外な方法で解決するようですが、一体どんな展開を見せてくれるのでしょうか。
今回は、「キングダム」ネタバレ636話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想と確定速報をお届けしていきたいと思います!
目次
漫画「キングダム」ネタバレ636話最新確定速報!
Spoil kingdom 636:
Lui j’espère Ouhon ou mouten ou n’importe qui viennent le mêler au plus vite, la vie il m’a gonfler mdrrrr pic.twitter.com/cUNBVBDzY9
— yann (@Yann_Utd) March 24, 2020
漫画「キングダム」636話のネタバレ確定速報が入ってきました!
さっそく、どんな内容だったのか紹介していきましょう!
朱海平原に残した後方部隊が鄴へ到着!
漫画「キングダム」636話は、朱海平原に残した後方部隊が、鄴を目指して歩き進む様子から始まります。
自分の体重を支えることもままならず倒れる仲間を皆で助け合い、声をかけて支え合いながら鄴を目指す後方部隊たち。
渕さんが、もう少しで到着するから頑張れと、声をかけて、尾平は泣きながら必死に歩み進めます。
そしてついに、不落の城と言われていた鄴へ辿りつきました!
祖国の旗がなびいているのを目にした後方部隊たちは、次々に歓喜の声をあげて、喜びに満ち溢れています。
丘の上からは、すでに先を行く田里弥軍が、鄴へ入城している様子が見えました。
飛信隊が感動の合流
後方部隊のみんなは、鄴へ辿りつけば食糧があると思い込んでいるので、涙を流しながら喜びます。
そこへ3基の馬が、飛信隊をめがけて鄴の入り口から駆け寄ってきました!
馬から飛び降りて走り寄ってきたのは、飛信隊の隊長である信です!
続いて、田永(でんえい)や楚水(そすい)も駆け寄ります。
武器を空高く放り上げた後方の飛信隊メンバーたちは、次々と熱い抱擁を交わして、お互いの無事を喜びました。
過酷さを増す食糧危機
遅れて鄴へ到着した飛信隊のメンバーたちは、大きな城に圧倒されながら、入城します。
はやく食べ物が欲しいと、次々と声に漏らす隊員たち。
これまで後方部隊たちは、残った軍馬をすべて食料にして、食いつないできました。
郭備 ( かくび )隊から続く騎馬隊も、残念ながらすべて失っています。
そうして飢えを凌いでいたのは、飛信隊だけではありません。
全4万からなる軍の飢えを潤すことは叶わず、途中で何人かを失いながら飲まず食わずで、なんとか鄴へ辿りついたのです。
神妙な顔をして、後方部隊たちの過酷な話を聞く信。
羌瘣(きょうかい)も竜川(りゅうせん)の背中で眠りながら、生きて鄴までたどり着きました。
すでに餓死寸前の状態である兵士たちは、本当にお腹が空いているから水だけでなく、食べ物を配給して欲しいと訴えかけます。
しかし後方部隊に告げられたのは、鄴にまったく食糧が残されていないという残酷な現実でした。
王翦や桓騎の軍議
兵士たちが危機的状況にあるなか、王翦や桓騎を含む幹部たちは、軍議を開いています。
王翦と倉央、田里弥に、桓騎と魔論、黒桜が集まって開いた軍議の内容は、もちろん食糧問題です。
鼻の利く桓騎たちが、鄴にいた一部の貴族たちの貯えを探し出しましたが、残念ながら予想以上に残っていませんでした。
中枢の隠し倉まで難民たちに開放していたようで、鄴城主の趙李伯(ちょうりはく)は本当に名君だったことがわかります。
秦国軍にとっては辛い状況にかわりないため、悪態をもらす黒桜。
後方部隊が到着したとあっては、もはや食糧は1日分もない状態です。
イナゴ作戦を逆に今度は、秦国軍側が受けることになり、李牧がさっさと退散したのも納得する倉央。
このままでは、2日ほどで餓死者が出てしまうと予想されます。
ひとまず鄴を落とすことはできましたが、飢えによって立つ気力もないところへ李牧軍に攻め込まれては、強固な壁をもってしても、敵を抑えることはできません。
外からの食糧供給が必須となりますが、李牧軍もそれを理解しているので、黙って許すはずがありません。
兵糧争いは、ここからが本番といったところでしょうか。
王翦や桓騎が軍議を開いている一方で、李牧も策を講じていました!
李牧の先読みした軍議
鄴を遠くから眺める李牧は、鄴へ王翦軍がすべて入城したことを確認します。
兵糧不足ですぐに王翦軍が音を上げると、状況を読み込んでいる李牧。
王翦軍が食糧を補給するには、外からしかないことを理解しているので、押さえるべきポイントはそう多くないと冷静に分析します。
やはり考えられるのは、楊端和が落とした犬戎(けんじゅう)の城である橑陽(りょうよう)からの補給です。
李牧はまず、橑陽からの補給を断つ作戦を決行することにしました。
すでに橑陽では唐利(とうり)軍が増援として加わり、強固に周囲を包囲しています。
中にいる楊端和軍は、外に出ることができずに、兵糧を鄴まで送ることは叶わない現状です。
完全に橑陽から鄴への線を遮断した利朴は、残された手段は秦国からの補給のみだと見解を絞り込みます。
秦国から走らせている援軍が、再び列尾を越えて補給しにくるだろうとの可能性を示唆する李牧でした。
秦国では昌平君が介億を派遣
場面は変わって秦国・咸陽(かんよう)にも、鳥の知らせで鄴が崩落した知らせが届きます。
秦国の廷臣たちは、驚きと歓喜の声をあげ、大王の嬴政(えいせい)も絶句しています。
というのも鄴は落とせても王都圏の出入り口である列尾は、趙の手で固く閉ざされており、鄴と橑陽が完全に孤立状態であるからです。
そのことにいち早く気づいた大王嬴政は、喜ぶのはまだ早いと一蹴。
聡明な昌平君は、食糧を焼いたのではないかと状況を見事に推測して見せました。
すでに王翦軍や桓騎軍が、飢餓の中にあるとの見解を語る昌平君。
それを聞いた周囲は、すぐに兵糧を送り込まなければならないと、騒ぎ立てます。
そこへ蒙毅(もうき)が、軍総司令である昌平君がすでに手を打っていることを明かしました。
黙って聞いていた嬴政は焦った表情で、とある軍の行方を尋ねます。
すでに補給軍は、列尾に迫っているころだと強い目で語る昌平君。
なんと昌平君の側近で、秦の軍総司令でもある介億(かいおく)が、列尾に向かっていたのです。
昌平君の読み通り、大量の食糧を率いた介億はもう、列尾の目前にまで近づいています。
列尾で待ち構える趙軍の妨害
列尾城の前には、趙軍一万の兵が待ち構えていました。
これに対し、介億軍の兵も一万と、数は拮抗。
介億は補給部隊をとどめて、前線部隊を攻陣配置につけ、列尾を攻め込む準備を整えます。
列尾城内部からも兵の気配があることから、趙軍が相当な増援をしていることが伺い知れます。
前線部隊が攻陣配置についた知らせを受けた介億は、先手を打たずにまずは相手の出方を見ることにしました。
というのも伝令からの報告によると、列尾に近づく介億を待ち構えているのは、邯鄲の守護神と名高い扈輒(こちょう)将軍だからです。
扈輒に構うことなく、突破する姿勢を見せる介億ですが、扈輒は先手を打つことなく何かを待っている様子を見せます。
するとそこへ突然、介億の率いる列の真横から、馬に乗った大量の趙軍が押し寄せてきました!
もちろん、狙いは兵糧です。
前線部隊は慌てて、補給部隊が敵の急襲を受けていることを介億へ報告。
伏兵が潜んでいたことに気付かなかった介億は、焦り顔を見せました。
補給部隊は、兵糧を守ろうと行動しますが、待機していたところを突然狙われたため、次々とやられてしまいます。
火のついた矢を放ち、介億の率いてきた兵糧をどんどん燃やしていく趙軍。
燃え盛る兵糧をバックに現れたのは、橑陽から流れてきた舜水樹(しゅんすいじゅ)でした。
すでに先手を打っていた介億
李牧の先読みしていた通り、秦国からの援軍を捉えた舜水樹。
鄴へは一粒も行かせないとの、意気込みを見せています。
そんな面持ちで舜水樹軍は、次々と俵を縛っている縄を斬りほどいていく趙兵。
しかし崩れ落ちた俵の中身を見た舜水樹軍は、驚きの表情で声をあげます。
なんと大量の兵糧を運んでいると思われた俵の中身が、空っぽだったのです!
介億は口元をニヤリとさせて、ヒゲをいじっています。
ここで漫画「キングダム」636話は、幕を閉じました!
中身のない俵を運ばせていたのは、介億が前もって想定して策を講じていたのでしょうか?
あらかじめ昌平君が予想していて、策を授けていたのか…もしくは王翦の指示かもしれません。
前話では、王翦が兵糧問題を意外な方法で解決させると煽っていましたが、秦国からの援助だったのかと少しびっくりしています。
相変わらず亜花錦が登場していないので、まったく動きが読めずに動揺してしまいました(;^_^A
ナレーションでは介億に策があると書かれていたので、王翦の策とは別なのでしょうか?
ますます、今後の展開に期待が高まります!
漫画「キングダム」ネタバレ636話最新考察・予想
鄴(ぎょう)が完全に陥落しましたね。9つの城にいた人々を抱えた鄴でしたが、王翦(おうせん)が兵糧を焼かなければこのタイミングでこうした陥落は成し遂げられなかったはずですので、さすがは王翦といったところでしょうか?タイミングもまるで計ったかのようで、恐るべし王翦ですね。#キングダム pic.twitter.com/jUSrlGV2w4
— comic-search (@search_comic) March 18, 2020
漫画「キングダム」前話のラストでは、王翦が意外な方法で兵糧問題を解決すると、一文が添えられていましたね!
せっかく鄴を崩落させても、兵糧は桓騎軍がすべて焼き尽くしているため全く残されていません。
両手放しで喜べないのは辛いところですが、兵糧問題を解決してこそ本当の勝利と言えるでしょう!
王翦はいったい、どんな方法を使って兵糧問題を解決するのでしょうか?
636話の焦点ともいえる展開をここで少し、考察予想してみたいと思います!
残してきた8割が兵糧を持って合流?
兵糧問題を解決する方法のひとつとしては、朱海平原に残してきた8割の兵たちの活躍が考えられると思います。
李牧を追撃する際、王翦は朱海平原で軍を少数精鋭に分けました。
残された軍は田里弥(でんりみ)が率いて、”うまくやりながら”ゆっくり南下し、遅れて鄴を目指す手はずになっています。
王翦軍が持っていた少ない兵糧は、すべて少数精鋭に持たせたことから、残された8割の兵は飢餓を避けるために何らかの方法を取らざるを得ません。
もしかすると鄴を目指しながら、周辺の城を落として兵糧をかき集めている可能性も考えらえます。
とはいえ思い返してみると、鄴周辺の城はすでに王翦が落としていますよね…(;^_^A
鄴にいた民間人は、鄴周辺の城が落とされて集まった難民です。
朱海平原に残してきた8割の兵たちが活躍するのは、難しいかもしれません。
楊端和が兵糧をもって合流?
朱海平原に残してきた8割の兵たちが生き残るためには、なんらかの支援が必要です。
そこで支援部隊として登場するのが、楊端和なのではないでしょうか。
これまでも考察してきた通り、当サイトでは今のところ行動が不明な亜花錦(あかきん)が、楊端和への伝令に走り、王翦軍の現状を報告している可能性があると考えています。
楊端和のいる遼陽では、兵糧を燃やしていないので、しっかり確保できていると考えられます。
王翦軍に兵糧をもって合流できれば、問題は一気に解決できますよね。
しかしこれは容易に考えつくことなので、王翦のいう”意外な方法”には当てはまらないかもしれません…。
漫画「キングダム」作者の原泰久先生が、わざわざ”意外な方法”とするほどの策です。
きっと読者が、アッと驚くような方法なのではないでしょうか?!
そこで大穴狙いの考察も、少し考えてみることにしました!
黄河を利用して援軍がやってくる?
じつは鄴の近くには、中国で2番目に長い「黄河」という川が流れています。
地図で見ると分かりやすいと思うので、簡単なものを作成してみました。

黄河は、秦国から鄴の近くを流れていることが分かりますね。
援軍が利用するには、もってこいの川です!
朱海平原に残された兵たちは黄河を目指して、もしかすると援軍から支援を受けている…なんて可能性も考えられるのではないでしょうか?
黄河を利用するとなると、水軍が必要となるわけですが、秦国には蕞(さい)の民がいますよね!
キングダムでは一度しか登場していませんが、ここで蕞の民が援軍として駆けつければ、かなり意外な方法ということができると思います!
とはいえ作者の原先生のことですから、予想だにしない方法を描いてくれるかもしれません!
王翦のとる意外な方法…気になって仕方がありませんが、636話の展開に期待です!
李牧が責任を問われて処刑される?
みなさんは漫画「キングダム」48巻で、李牧が悼襄王に言われたひと言を覚えていますか?
”鄴を失えば切り刻む”なんて、恐ろしいことを言われていたんです!
しかも李牧だけではなく、つき従っている一党もろとも皆殺し宣言までされていました…(;^_^A
それだけ趙にとって邯鄲の喉元にある鄴を奪われるのは、避けたい事態だったわけですが…陥落してしまいましたね…。
あっさりと李牧は鄴から身を引いていきましたが…まず無事では済まされないでしょう。
責任を問われて死刑になる可能性は、十分に考えられます!
趙にもどっていく李牧の身がどうなるのか…心配ですね( ;∀;)
ここまでが考察予想となります。
読者のみなさんは、王翦がどうやって食糧問題を解決するのか、気になって仕方がないみたいです!
奇想天外な方法が飛び出してくるのではないかと、ワクワクせざる得ません(笑)
リアルタイムに3年以上かかった鄴の攻略が、ここにきてあっという間に崩落してしまったのは、やはり演出でしょうか。
内部から崩れるたやすさを描いているのではないかと、深読みしている読者もみえますね!
こういうのを演出の一部として表現できてしまう作者の原先生は、さすがです!
難民に武器を持たせれば、もう一戦できたなんて鋭い意見も見られ、みなさんが思い思いに鄴の戦いを楽しんでいる様子が分かりますね!
個人的には朱海平原の戦いが長すぎたと感じていたので、今回サクサクっと物語が進展していることで、いつも以上に先が気になっています!
次回も、どんな展開を見せてくれるのか、とっても楽しみです!
漫画「キングダム」ネタバレ636話最新確定!まとめ
今回は、漫画「キングダム」ネタバレ636話最新確定!と題して、ネタバレ最新考察予想をお届けしてみましたがいかがでしたか?
前回の展開から予想して、キングダム636話では兵糧問題に焦点が当てられると考えましたが、李牧との兵糧争いはまだまだ続きそうですね!
王翦が意外な方法で解決するとあったことから、当サイトでは以下の3パターンを予想していましたがどれも違っていそうです(;^_^A
- 朱海平原に残してきた8割の兵たちが兵糧をもって鄴へやってくる
- 楊端和が兵糧をもって合流してくる
- 黄河を使って秦国から援軍がやってくる
可能性として一番高いのは、②の楊端和が兵糧をもって合流してくる方法ではないかと考えていましたが、李牧が見事に先手を打っていました!
そしてやはり漫画「キングダム」作者の原先生が”意外な方法”と表現していた通り、秦国からの援助がまったく予想だにしない展開を迎え、気が気ではなくなりました(笑)
かなり読者の期待値が高まり、原先生は大丈夫なのか心配していましたが、今回の件でさらにハードルがあがったように思います。
王翦、昌平君、介億、李牧の策が入り乱れるのかと思うと、もう何が起きるか分かりませんね!
一度はあの天才策士の李牧を撤退させた王翦ですから、次の展開もワクワクしながら待っていたいと思います!
そして敗北してしまった李牧の身も、かなり心配していましたが、兵糧問題の行く末ではこれもまた分からなくなりそうです!
とはいえ史実では敗北することが分かっていますから、趙に戻ったとしても、責任問題を問われることに変わりないと予想します。
李牧の処刑が決まってしまう可能性を低くするためにも、どこかで李牧の爪痕は残しそうです。
李牧の処遇を気にかけながら、今後の展開を見守っていきたいと思います。